数と計算

【植木算】木が5本なら間はいくつ?「点と間」のズレの仕組み|小学生の算数【数と計算】

木が10本なら間は9つ?植木算の「点と間」のズレの仕組み

まっすぐな道に沿って、木を5本、同じ間かくで植えました。

木を数えると5本です。ところが、木と木の間を数えてみると、4つしかありません。

どの木も同じ間かくで並んでいて、並び方はどこも変わっていないのに、木の数と間の数だけが1つズレています。

木の数と間の数は、なぜ1つ違うんでしょうか。

この「点の数と間の数のズレ」を整理するのが、植木算と呼ばれる考え方です。3つの植え方を順番に見ていきます。

木は5本、間は4つ

まず、道の両はしにも木を植えた場合です。

 

緑の番号が木で、①から⑤まで5本あります。

青の番号が木と木の間で、こちらは①から④までの4つです。

同じ列を数えているのに、木のほうが1つ多くなっています。

両はしに木がある植え方では、木の数がいくつでも、いつも木のほうが間より1つ多くなります。

なんでちょうど1つだけズレるんでしょうか。

木と間をペアにすると、余りが見える

理由は、木と間をセットにしてみると分かります。

木1本と間1つをペアにした枠が4組でき、右はしの木1本だけが余っている図

左はしから順に、「木1本+その右どなりの間1つ」をひとまとめにして、枠で囲んでいきます。

木①と間①、木②と間②……と囲んでいくと、ペアは4組できます。

ところが、いちばん右の木⑤には、ペアになる間が残っていません。

木1本だけがポツンと余ります。

この余った1本が、木のほうが1つ多くなる正体です。

木の数=間の数+1、ひっくり返すと間の数=木の数−1という関係になっています。

タイトルの場合も同じで、木が10本なら間は9つです。木が100本でも、余るのはいちばん右の1本だけなので、間は99になります。

両はしに植えないと、今度は間が多くなる

次に、両はしに木を植えない場合です。

両はしのさくの間に木4本が並び、間が5つできている図

道の両はしにさくがあって、さくの位置には木を植えられないとします。

木は①から④の4本、間は①から⑤の5つで、さっきとは逆に間のほうが1つ多くなりました。

これもペアの考え方で説明できます。左はしから「間1つ+木1本」の順でセットにしていくと、こんどは最後の間⑤だけ、ペアの相手が見つかりません。

余りが木から間に入れかわったので、木の数=間の数−1になります。

まわる形にすると、数がぴったりそろう

最後は、池のまわりのように、ぐるっと1周する形に植えた場合です。

円形に植えた5本の木と5つの間を番号で示した図。円の中央にはしっこがないと書かれている

木は5本、間も5つで、初めて数がぴったりそろいました。

輪の形には、はしっこがありません。

どの木にも「右どなりの間」が必ず1つずつあるので、ペアを作っていっても、最後まできれいに組み終わります。

余りが出ないから、木の数=間の数になります。

3つの植え方をくらべると、ズレるかどうかを決めているのは「はしがどうなっているか」だと分かります。

ポイント

  • 両はしに木があるとき、最後の木1本が余るので、木の数は間の数より1多くなります。
  • 両はしに木がないとき、最後の間1つが余るので、木の数は間の数より1少なくなります。
  • 輪の形にははしがなく余りが出ないので、木の数と間の数は同じになります。

練習問題

【練習問題】①

まっすぐな道に沿って、はしからはしまで木を8本植えました。木と木の間はいくつできますか?

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答え:7つ

両はしに木があるとき、木1本と間1つをペアにしていくと、最後の木だけが余ります。

間の数は木の数より1少ないので、8−1=7つになります。

【練習問題】②

2つの門の間に、木を1列に植えます。門の位置には植えません。間が6つできたとき、木は何本ですか?

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答え:5本

両はしが木ではないとき、余るのは間のほうなので、木の数は間の数より1少なくなります。

間が6つなので、6−1=5本です。

【練習問題】③

池のまわりに沿って、木を7本植えました。木と木の間はいくつできますか?

タップで答えを見る

答え:7つ

輪の形にははしっこがなく、どの木にも右どなりの間が必ず1つずつあります。

余りが出ないので、木の数と間の数は同じになり、間も7つです。

まとめ

木の数と間の数は、同じ列を数えているのに1つズレることがあります。

ズレ方を決めているのは「はし」です。両はしに木があれば木が1多く、両はしに木がなければ間が1多く、輪の形ならぴったり同じになります。

丸暗記しなくても、「木1本+間1つ」のペアを作って、余りがどちらに出るかを見れば、その場で確かめられます。

数の並びをよく見ると計算の形が見えてくるところは、キセル算で分母の形に気づく流れと似ています。植木算も、まず図をかいて「点と間」を数えてみるのがいちばんの近道です。

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