数と計算

15+□=40の□はどう出す?逆算が反対の計算になる理由|小学生の算数【数と計算】

たし算の式で、□だけが分かっていないとき

15+□=40 という式があります。

たし算の式ですが、ふつうの計算とは少しちがって、答えの40のほうが先に分かっています。分かっていないのは、まん中の□だけです。

15と□を合わせると40になる、という関係は変わっていません。変わっているのは、どこがかくれているかだけです。

このように、式の中のかくれた数をさがす計算を逆算といいます。

線分図にすると、□がどこにいるか見える

式のままだと□の正体がつかみにくいので、線分図にしてみます。

全体が40の帯を左右に分け、左を15、右を□として15+□=40を表した線分図

帯の全部の長さが40です。その中の左の部分が15で、右の部分が□になっています。

ここで分かるのは、□が全体の一部分だということです。

40という全体があって、そのうち15の場所だけがはっきりしている状態です。

全体から分かっている部分を取ると、残りが□になる

帯の全体は40、左の部分は15。この2つが分かっていれば、右の部分は計算で出せます。

全体から左の部分を取りのぞくと、残るのが右の部分です。

40-15=25 なので、□にあてはまる数は25になります。

たしかに 15+25=40 になりました。

ここで引き算を使ったのは、「たし算の式だから反対の引き算をする」からではありません。

全体から分かっている部分を取った残りが□だからです。引き算を使う理由が、少しちがうところにあります。

□の場所が変わると、使う計算も変わる

逆算を「たし算なら引く、引き算ならたす」と覚えると、うまくいかない式が出てきます。

15+□=40、40-□=15、□-15=25。この3つを線分図にして並べてみます。

15+□=40、40-□=15、□-15=25の3つの線分図を破線で区切って縦に並べ、□の位置のちがいを示した図

40-□=15 も、40-15で出る

40-□=15 は、「40から□を取ると15残る」という式です。

図にすると、いちばん上の 15+□=40 とまったく同じ形になります。

全体が40、その一部が15、残りが□。式の見た目はちがっても、帯の上では同じ状態です。

なので、こちらも 40-15=25 で□が出ます。引き算の式でも、□を出すのは引き算のままです。

□-15=25 は、たし算になる

3つ目の □-15=25 は形がちがいます。

「□から15を取ると25残る」ので、□は取られる前の数、つまり全体です。

図でも、□は帯全体を指しています。15と25は、その全体を分けた部分です。

分かっているのが部分どうしなので、合わせれば全体が出ます。

15+25=40 で、□は40です。

見るのは「□が全体か部分か」

3つの式を見くらべると、計算を決めているのは式の記号ではないことが分かります。

□が部分にいるときは、全体から分かっている部分を取ります。

□が全体にいるときは、部分どうしを合わせます。

これなら、式がたし算でも引き算でも、同じ見方で決められます。

かけ算・わり算でも、見方は同じ

かけ算やわり算の逆算も、考え方は変わりません。全体と1つ分の関係で見ていきます。

同じ大きさの□の箱が4つ横に並び、全体が60になっていることを示した□×4=60の図

□×4=60 は、60を4つに分ける

□×4=60 は、□が4つ集まって60になるという式です。

図では、同じ大きさの箱が4つ並んで、合わせて60になっています。

□が1つ分、4がいくつ分、そして60が全体にあたります。

全体を4つに等しく分ければ1つ分が出るので、60÷4=15 になります。

60÷□=4 も、60÷4で出る

60÷□=4 は、「60を□ずつに分けたら4つ分になった」という式です。

わり算の2つの意味でいえば、いくつ分になるかをたずねる形の式で、さがしているのはその1つ分にあたる□です。

□の4つ分で60になっているので、図はさっきの □×4=60 と同じになります。

なので、こちらも 60÷4=15 です。わり算の式でも、□を出すのはわり算のままです。

□÷4=15 は、かけ算になる

□÷4=15 は、□を4つに分けたら1つ分が15だった、という式です。

今度は□が全体の側にいます。

15が4つ分で□なので、15×4=60 になります。

わり算をかけ算にもどして確かめるのと同じ形ですね。

ポイント

  • 逆算は、式の中のかくれた数(□)をさがす計算です。
  • 線分図にすると、□が全体なのか部分なのかが見えます。
  • □が部分なら、全体から分かっている部分を取ります。
  • □が全体なら、部分どうしを合わせます。
  • かけ算・わり算では、□が1つ分なら全体をいくつ分かに分け、□が全体なら1つ分にいくつ分かをかけます。

練習問題

【練習問題】①

24+□=60 の□にあてはまる数を求めましょう。

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答え:36

全体が60で、そのうち24が分かっています。□は残りの部分なので、60-24=36です。

24+36=60になるので、合っています。

【練習問題】②

□-17=25 の□にあてはまる数を求めましょう。

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答え:42

□から17を取ると25残るので、□は全体のほうです。

分かっているのは17と25の2つの部分なので、合わせると17+25=42になります。

【練習問題】③

90÷□=6 の□にあてはまる数を求めましょう。

タップで答えを見る

答え:15

90を□ずつに分けたら6つ分になった、という式です。

□の6つ分が90なので、90を6つに分ければ1つ分が出ます。90÷6=15です。

まとめ

逆算というと「反対の計算をする」と覚えがちですが、式の記号だけを見ていると、40-□=15 のような式でつまずきます。

線分図にしてしまえば、判断することは1つだけになります。□が全体なのか、部分なのか。

□が部分なら、全体から分かっているところを取ります。□が全体なら、部分を合わせます。

かけ算・わり算でも同じです。□が1つ分なら、全体をいくつ分かに分けます。□が全体なら、1つ分にいくつ分かをかけます。

大事なのは、式を見て計算を思い出すことではなく、帯のどこが□なのかを見ることです。

そうすると、今回出てきた形は、どれも同じように考えられます。

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